しょうがの効能

 

 

たれや薬味、肉や魚の臭み消しに欠かせないしょうが。日本料理にはもちろん、中華料理、西洋料理にも欠かせません。

冬は体を温め、夏は発汗ののちスッキリのしょうがの効能の紹介です 。

 

 

しょうがの効能:暑い季節の活躍

そうめんとしょうが

しょうがは爽やかな香りがします。暑くなってくる頃にぴったりです。

しょうがは殺菌効果消化を助ける働きがあります。

 

 

しょうがの効能:寒い季節の活躍

温かいそばとしょうが

しょうがは汗を出して、体を温める 働きがあります。

風邪を引きそうな時に料理や飲み物に使うといいですよ。

実際に昔から食用より漢方薬として 利用してきました。

 

 

しょうがの辛さの秘密と効能

しらす丼としょうが

辛味の基は三種類。

  • ジンゲロール
  • ショウガオール(抗酸化物質です)
  • ジンゲロン(殺菌効果があります)

この辛みが機能性成分を発揮します。

ショウガオールトジンゲロンは、いずれもジンゲロールから生成されます。

生姜の保管中や加熱によりジンゲロールは減少し、ショウガオールが増加していくそうです。

これらの物質は消炎、発汗、保温などの作用があります。

血行をよくするので風邪の引き始めや冷え性、冷えからくるぼうこう炎・生理痛の緩和に役だってくれます

神経痛改善にも効果があります。

エネルギーやビタミン・ミネラルはそれほどありませんが、機能性成分は特記できます。

 

機能性成分
機能性成分とは各種栄養素以外にも、生体のバランス維持や疾病予防にかかわる機能があるとして注目している食品成分のことです。

 

このショウガオール・ジンゲロンが生薬として重宝されているところです。

昔の人がよいと言うものはきちんとした理由があるものですね。

最近の研究ではエネルギー代謝に対しても作用のあることが報告されています。

動物(ラット)での実験ではショウガ粉末やジンゲロンを加えた食餌を与えると、酸素消費量は増加し呼吸商は低下することが報告されています。

このことは有酸素運動を続けて体脂肪が消費されている状態と同じです。しょうがはダイエットによいといわれるのはその点からですね。

脂肪細胞にも作用して生活習慣病の予防効果も期待されています。

これからの研究が待たれますね。

 

 

しょうがは古い友達

しょうが

しょうがは熱帯アジア原産で日本へは3世紀以前には伝わっていたようです。

日本へ入る前、中国では紀元前から使っていたとか。長い付き合いです。

初めは薬用だったそうです。

食用になったのは江戸時代からです。

 

 

新しょうがとひねしょうが

食べるのは地下の塊茎(かいけい)と呼ぶ部分で、茎や葉はチクチクして消化管に刺さりそうなためか食べませんね。

日本の香辛料として、わさびと並ぶ双璧ではないでしょうか。

 

新しょうが

新しょうが

新しょうが

すがすがしい新しょうがは収穫してすぐに出荷されます。

「新しょうがご飯」はおいしいですよ。

またスライスした新しょうがをすし酢につけ込むとおいしい甘酢漬けができます。好みで砂糖を足したりごま油を落としたりと楽しめます。

 

ひねしょうが

ひねしょうが

ひねしょうが

針しょうがにしたり、すりおろしたり、みじんにして使うひねしょうがは新しょうがを2ヶ月ほど寝かせます。

繊維がしっかりと固くなり色も茶色になってくると出荷です。

上手に保管して1年を通して出荷されます。

アジやイカのお刺身とかカツオのたたきには絶対に欠かせません!

刺身だけでなく生臭みのある血合いを煮るときなどはにおい消しとして大活躍です。にも使います。

ひき肉でミートボールを作るときなど牛肉であっても豚肉・合い挽き肉、鶏肉でもしょうがが入ると味が引き立ちます。

 

谷中(やなか)しょうが

谷中しょうが

みずみずしい谷中しょうが

しょうがには「葉しょうが」として流通されるものもあります。

代表は「谷中しょうが」

根が一続きになっているので適当に切り分けて涼しげなコップに立てて味噌と一緒に食卓に出します。

私は辛くてだいたい一口しかいただけませんが、それでも体中がすっきりする気がします。

甘酢漬けにしたしょうがもおいしいですね。

 

 

しょうがは温暖なところが好き

しょうがの花

しょうがの花

熱帯地方では秋にきれいな花を咲かせるそうですが、日本ではほとんど見かけることはないということです。いい香りがするそうです。

乾燥と寒さに弱いしょうがは日本では高知県で約4割が収穫されています。

ついで熊本・千葉・宮崎・鹿児島と続きます。

大消費地に近い千葉でも8%ほど作っていますが、他はほとんど九州勢で占められています。

 

 

スパイスとしてのジンジャー

スライスジンジャー

西洋料理ではひねしょうがを乾燥させて粗引きにしたものをよく使うそうです。スライスしたものも流通しているそうです。

生で使うより乾燥品が主流です。その方が保管しやすいですし、手に入れやすかったからでしょう。

乾燥させると辛みが強くなります。

甘い芳香と辛味に独特のさわやかさがあるので、肉や魚の下味付けやレバー料理にも欠かせません。

カレーにも入っています。

クッキーやケーキ・パンにも使うし、ジャンジャーエールも暑いときにはたまらないおいしさです。

また、ビールやワインの風味付けにも使われるそうです。

 

 

しょうがの保管は

冷蔵庫にはたいていしょうがが入っているのですが、いざ使おうと思うと干からびていることも。

新聞紙や小さければキッチンペーパーをぬらして包んでおくと良いそうです。

ほかに洗ってから冷凍したこともあります。

使う分だけおろし金でおろして、残ったものはまた冷凍庫へ。

指の冷たさに耐えられれば、いつでも使えて便利です。

もちろんおろしたものも冷凍できます。

 

 

しょうがの皮むきは

学生時代、日本料理の先生から「しょうがは皮の下がおいしいから、厚く皮をむくものではない」と教えられました。

そこだけは覚えていて、仕事ではきれいなたわしでこすって使っていました。昔のことですが…

家庭での少量使いでは全体を濡らして、スプーンで土がついているところをこそぐ程度でよいと思います。

 

 

【まとめ】しょうがは暑い日も寒い日もありがたい

しょうがについてみてきました。

生活習慣病にも有用でありがたい小さな食べものです。

いつでも使えるよう、冷蔵庫に常備しておこうと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

参考

  • 小学館 新版食材図典
  • 高橋書店 あたらしい栄養学
  • 永谷園生姜部のWebページ

☆管理栄養士 すずまり が書きました。

↓ブログランキングに参加しています。よろしかったら応援お願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

管理栄養士のすずまりです。 食べものの文化的な側面など「おとなの食育」の観点から書いています。