食品の加工度は低い方が良い?

魚肉ソーセージ

何を食べるか、食を選ぶことは健康作りにとって大事なことだと思います。

やはり「いろいろなものをバランスよく食べる」ことや「加工度の低いものを程よく食べる」ことが大切なのではないかと思います。

 

食品の加工は何のため

ハム、ソーセージ

現在では冷凍技術が発達し、また、空輸で遠く離れた海外からもおいしいもの、珍しいものが届きますが、かつては食はその土地で採れるものをいただいてなり立つものでした。

保存がきく穀類やいも類はともかく、肉や魚貝類はそのままではすぐに傷みます。

野菜や果物も時には季節をまたいで保存する必要があります。

そこで乾燥させたりスモークしたり、塩漬け、砂糖漬けという方法で食品をすぐに食べずに保存し、必要に応じて食べる食品加工の技を編み出しました。

 

ハム、ソーセージと魚肉ソーセージ

食品加工の例を挙げると、ハムやソーセージの食文化が進んだドイツでは、豚は身近な場所で飼い、必要に応じて1頭を解体しました。さすがに大きな豚ですから解体は慣れた人に任せた様ですが、部分毎に分けて食べやすい大きさに切ったり塩漬けにしたりと家族総出でした。

そして、塩漬けにしたものはハムに、スモークしてベーコンに、腸に詰めてゆでてソーセージにと保存のために加工しました。

内蔵や血液まで無駄なく利用しています。

 

以下の記事もご覧ください。

ハムの種類を知っておいしく食べましょう

 

昨今のハムやソーセージは贈答用の高級品と手頃な品に分かれていますね。

手頃な値段のものはどうしても大豆タンパクや保存料など豚肉以外のものが使われています。

同じ重量で比べて精肉の値段より安いものはかなりいろいろ入っていると言われます。

買うときは表示を確認し、納得した上で購入しましょう。

 

魚肉ソーセージ

魚肉ソーセージは「すごいな」と常々思います。魚をまったく違う味わいに仕立て上げ、さらに常温保存ができるんです。魚のすり身に様々な技術を使って高度に加工した食品です。価格も手頃ですね。

アウトドアの携行食や家庭での非常食にもできます。

材料はどんなものなのかちょっと書きだしてみましょう。

魚肉ソーセージの材料

名称:フィッシュソーセージ

原材料名:魚肉(たら、ひめじ、まぐろ、その他)、結着剤料(ペースト状小麦たん白、でん粉、ゼラチン、粉末状大豆たん白)、豚脂、砂糖、食塩、香味調味料、魚介エキス、野菜エキス/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、スモークフレーバー、香辛料抽出物、赤色106号

さすがに魚食の国!と思います。

120℃で4分加熱して殺菌しているとのことで、保存料は使われていない様です。

育ち盛りには肉は肉として、魚は魚として味わってほしいと思うので魚肉ソーセージをしばしば食卓に登場させるのは、ほどほどにしてはと思いますが、登山などには重宝だと思います。実際、富士山のある山小屋で持たせてくれた朝食には、この魚肉ソーセージとロールパン、野菜ジュースが入っていました。要は使い方ですね。

 

 

バターとマーガリン

マーガリン

バターとマーガリンもよく比較されるものですね。

バターもマーガリンも油脂として栄養価は大きく変りません。ですが「似て非なるもの」といえるでしょう。

バターは牛乳の乳脂肪分をとりだして作ったもの、マーガリンは大豆油やコーン油を加工して作ります。

一時期、マーガリンは生活習慣病によいと言われた時期がありました。もちろんどちらもとりすぎはエネルギーオーバーになりますが、さて、どちらを使いましょうか。

バターは風味があり、作り方が単純です。分子構造も単純なので消化が早く幼児でも胃腸の負担になりません。バター焼きなどの加熱料理にも使えます。

でも、価格は高めです。近年は品薄傾向が続いています。その上冷蔵庫から出したてでは固くて扱いが大変です。

マーガリンは冷蔵庫から出してすぐでもパンに塗りやすく作ってあります。価格も手ごろです。

ですが植物油をバターの様にするため、やはり加工度が高い食品といえます。

 

幼児にはバターを使いましょう

マーガリンは分子量が大きく消化吸収に時間がかかります。幼児にはバターを使った料理を心がけましょう。

 

こう見ていくと、加工食品には長所も短所もありますので自分で考えて選ぶ力をつけていきたいですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

☆管理栄養士 すずまり が書きました。

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管理栄養士のすずまりです。 食べものの文化的な側面など「おとなの食育」の観点から書いています。