「乳児用規格適応食品」は家族みんなに安全安心の証し

家族みんな

 

近頃はルイボスティーを飲んでいます。袋に「乳児用規格適応食品」とあります。

袋の表に「カフェイン ゼロ」と書いてはあります。「カフェイン」がないから乳幼児向けなのか・・・?

この「乳児用規格適応食品」とは、いったいどんな規格なのか、調べてみました。

 

乳児用規格適応食品の表示

お見苦しい写真ですみません

 

乳児用規格適応食品の規格ってどんなもの?

離乳食のイメージ

粉ミルクやベビーフードは赤ちゃん用とひと目見てわかりますが、それ以外でも乳児に与えても安心なものは、いろいろあります。

「うちの製品は安心して乳児に与えられる」の規格は放射性物質のセシウムの量です。

もちろん乳児に与えるのですから、カフェインとか辛い味が濃いなど、ふさわしくないものは当然として、放射性物質の値が一般の食品より低い値が求められています。

具体的には食品中の放射性物質が

  • 乳児用規格適応食品   50ベクレル/kg
  • 一般の食品     100ベクレル/kg

とされています。一般の食品の半分ですから厳しい基準と言えるでしょう。

 

 

何がきっかけになったの?

ひまわり畑

平成23年3月の東京電力(株)福島第1原子力発電所の事故を受けて決められたものです。

厚生労働省は、食品の安全を確保するために食品中の放射性物質に関する暫定基準値を設定しました。この基準値を上回る放射性物質が検出された食品については「食品衛生法」に照らして食用に流通させてはならないとしました。

当初の暫定基準値は年間の放射性セシウムの線量を年間5ミリシーベルトとしていましたが、そこから新たな基準値として平成24年4月からは年間1ミリシーベルトに引き下げるように決められのが以下の表になります。

食品区分 放射性セシウムの基準値(ベクレル/kg)
飲料水 10
乳児用食品 50
牛乳 50
一般食品 100

年代や性別、体格によって食べる量や代謝が違いますが、その点も考慮されているそうです。

飲料水は赤ちゃんを含めてすべての人が毎日口にするものなので、特に厳しく、10ベクレル/kgとされています。

子供、特に乳児は感受性が強いので乳児用と牛乳は半分の値になっています。

 

国際的な食品規格を定めているコーデックス委員会が示している基準
  • 乳児用食品  1000ベクレル/kg
  • 一般食品   1000ベクレル/kg

としていますので、日本の基準は緩いものではないですね。

コーデックス委員会
コーデックス委員会とは、イタリアのローマに事務局がある、食品の国際基準(コーデックス基準)を作る政府間組織です。

その目的は、消費者の健康を保護するとともに、食品の公正な貿易を促進することで、180カ国以上が加盟しています。 

 

なんの法律で誰が許可するの?

「うちの製品は安心して乳児に与えられる」と製造元が判断したら、分析センターに検査に出します。それもざっくりした検査ではなくて、精密な検査が必要です。検査代も高くなりますが、消費者に安心してもらうための経費ですね。

そこで基準以内となったら申請を出します。

申請については健康増進法に書かれています。

健康増進法には「乳児用、幼児用、妊産婦用、傷病者その他特別の用途に適する旨の表示をしようとするときは内閣総理大臣の許可を受けなければならない。」としています。なかなか大変ですね。

乳児用規格適応食品と商品に記載するためには様々な手順を踏んでいると言うことで、ようやく安全・安心のお墨付きが得られます。

 

 

赤ちゃん用には全部表示するの?

乳児の食事風景

このように見ていくと、乳児に与える食品はなるべく放射性物質が50ベクレル/kg以下の基準を満たしたものを購入したいですね。

手に取った商品が乳児用かどうかすぐにわかるように「乳児用規格適応食品」の表示をつけてほしいところですが、「表示が省略できる食品」というものがあります。

  1. 乳児用調整粉乳と表示されている食品
  2. 「○ヶ月から」と表示されている食品
  3. 「ベビーフード」と表示されている食品
  4. その他、乳児向けであることが判別できる表示がされている食品

上記のものと乳幼児向けの飲料は表示を省略できます。

飲料については飲料水の基準 10ベクレル/kg が適応されるためです。

なお、乳児用食品の規格基準が適用されない食品に、乳児用と思わせるような紛らわしい表示をしてはならないとされています。

 

 

【まとめ】赤ちゃんからシニアまで安心できる食品につけられます

乳児用規格適応食品の表示について見てきました。

この規格というのは放射性物質のセシウムの量が、50ベクレル/kgの基準をみたしている食品につけられます。

表示を記載することは内閣総理大臣が許可し、健康増進法によって定められています。

乳児用規格適応食品は放射性物質だけでなく、カフェインゼロであったり、刺激になるような辛みの心配やアルコールは使っていないなどのことも含まれているでしょう。

乳児用規格適応食品の表示がある食品は赤ちゃんからシニアまで、安心して摂ることができる食品です。

ルイボスティーは夜飲んでもカフェインの心配が無いので重宝しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

〈参考〉

東京都福祉保健局:食品衛生の窓Webページ

☆管理栄養士 すずまり が書きました。

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管理栄養士のすずまりです。 食べものの文化的な側面など「おとなの食育」の観点から書いています。