お正月が近くなると例年、小松菜が日に日に高くなっていきます。
小松菜だけでなく、ほうれん草や三つ葉、水菜などの葉物は軒並みですね。
ですが、お雑煮に小松菜を使う地域は高くても少しは買っておきたいものです。
そこで小松菜がまだ買いやすい時に多めに買って冷凍してみました。
さあ、小松菜を冷凍してお正月に備えましょう。
目次
小松菜を冷凍して正月に使う
例年、12月に入ると葉物が高くなっていきます。
それでも私が住む東京ではお雑煮は小松菜と鶏肉が定番なので、ないとさみしいですね。小松菜が入らないお雑煮を作ったことはまだありません。
毎年、高くなる前に冷凍しておこうと思うのですが、すでに高騰し初めてからだと気持ちが萎えますね。
が、今回は地元産の小松菜が安く手に入りました。立派な小松菜が98円です!普段よりも安い!
そこで5把(わ)買いました。
家に帰ってから気がついたのですが、5把も買うと、重さに差があることがわかりました。
220gから270gまで、ばらつきがありました。ビックリしました。
夕食後、大鍋に湯を沸かしました。
ほうれん草とちがって、小松菜はアクが少ないので、湯を取り替えないで5把ゆでてしまおうかとも思いましたが、途中で湯を代えるためにやかんにも沸かしておきました。
小松菜は1把ずつゆでる

ゆでた小松菜5把分
小松菜はボールなどに水をためて流水で洗います。何度か水を取り替えます。
鍋の湯が沸騰(ふっとう)したら塩ひとつまみ入れます。
色よくサッとゆでるためには、短時間でゆでます。一度にたくさん入れて湯の温度が下がり過ぎないように1把ずつ葉の方を持って、根元の方から湯に入れます。
根元の色が変ってきたら、葉も湯に沈めてしばらく待ちます。
まだ早いかな?位で菜箸でボールにとり、すぐきれいな水で冷やします。
冷えたら根元をまとめて軽くしぼり、ざるに置きます。
これを5回繰り返しました。
お湯は3回目と4回目の間で取り替えました。
上の写真がゆでた5把分の小松菜です。5把といっても1把が少ないでしょうか?
ほうれん草とちがって茎がしっかりしているのでゆでても極端にカサが減ることもないのがうれしいところです。
小松菜を切りそろえる

お雑煮やおひたしに使いやすい様に3cmほどに切りました。
我が家の冷蔵庫には冷凍室とは別に急速冷凍室があり、その引き出しのアルミトレーをとりだしてラップをしき、切った小松菜を並べました。
乗り切らなかったのと、少しは新鮮なうちにも食べたいので冷蔵用に容器に取り分けました。
上からもラップをかけてピッチリと裏に折り返しました。
そしてさっそく冷凍庫へ入れました。
冷凍庫で凍らせる

よく日、冷凍庫から出してみました。
ラップをとるとこんな感じでした。
溶けない様に手早くブロックに折り分けていきます。
チャックつきビニール袋に入れて保存

平たく並べたのでブロックに折りやすかったです。
これをチャックつきのビニール袋に入れて、冷凍庫に入れました。
業務用の冷凍庫ではないので長期保存は無理でしょうが、ひと月くらいならおいしくいただけるでしょう。
暮れは何かと気ぜわしいので、小松菜の準備が安いうちにできてホッとしています。
小松菜は寒さに強い冬の野菜
「小松菜」の名の由来は将軍徳川吉宗が鷹狩りで小松川の香取神社に立ち寄られた折り、もてなす用意もなかったことから、餅のすまし汁に、青菜を彩りにあしらったところ、たいそうよろこばれ「この菜はなんと申すか」とお訪ねになられたとか。返事に困っていると吉宗が、「それではここは小松川だから“小松菜”と呼べ」と命名されたとか。
小松菜と呼ばれる前は「冬菜」「雪菜」と呼ばれていたそうです。
それ以来、このあたりのお雑煮に小松菜はなくてはならないものになっていきました。
小松菜については以下の記事をご覧ください。
七草粥だって小松菜があればいい?
正月明けにいただく七草粥。今では1月7日の朝に「七草粥の唱え言葉を唱えながら七草をきざむ」という光景も伝承されていないのではないでしょうか。
唱え言葉は各地で少しずつちがうそうですが、食育の一環としても青菜のお粥を食べたいものですね。
七種類なくても「陽の数(ようのかず)」といわれる奇数ならばよいそうです。奇数だから1種類でもいいらしい。
東京は「小松菜だけでもいい」と聞いたことがあります。その土地の特産の青菜ならいいのではないでしょうか。
七草粥については以下の記事もご覧ください。
【まとめ】正月に使う青菜は安いうちに買って冷凍しましょう
暮れも押し詰まってくると、野菜が値上がりしてきます。特に青菜は高くなります。
産地にたくさん雪が降ったら、さらに高くなりそうです。
まだ、値上がりする前に、また、気持ちに余裕があるうちに青菜を少し多めに買って冷凍しておくと使い勝手がいいのでおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
管理栄養士すずまりが書きました。
コメントを残す