ビールの種類と豆知識

ビール

冷えたビールののどごしは最高ですね。

ビールにはラガーだ、エールだ、ピルスナーだといろいろと種類があるようです。

また、「生ビール」とは・・・?

ビールの種類と豆知識についてまとめました。

 

ビールの種類は大きく分けて2種類

ビールは製造方法、原料、発祥の国、色、香りなどで細かく分かれていて、およそ100種類もあるそうです。

とはいえ、大きく分けると使う酵母の種類によって「エールビール」と「ラガービール」のふたつのスタイルにわけられます。

エールビール

エール酵母を使ったビールです。

3~4日かけて原料を15~20℃前後で発酵させます。発酵中に酵母が表面に浮き上がってくるので上面発酵ビールと呼ばれます。

エールビールの特徴はフルーティーな香りと味わいといわれています。後述のラガービールより高温なので、香りが引き立ちます。

エールビールの代表的なものとしてヴァイツェンペールエールスタウトがあります。

 

ヴァイツェン

小麦麦芽から作られる白ビールです。「ヴァイツェン」はドイツ語で「小麦」を指します。

白濁しているので「白」を意味する「ヴァイス」とも呼ばれます。

苦みが少なく、フルーティーな香りが特徴でバナナやクローブの様な香りと表されます。

 

ペールエール

「ペール」とは「淡い」を意味します。淡色の大麦麦芽を使用したイギリスの代表的なエールビールです。

 

スタウト

イギリスやアイルランドで発祥したビールです。こがした大麦を原料にしているので味は濃厚でコクがあります。

 

ラガービール

ラガー酵母を使ったビールです。

10℃以下の低温で約1週間かけて発酵させます。発酵が進むにつれて酵母が集まってタンクに沈殿するので下面発酵ビールと呼ばれます。

「ラガー」とはドイツ語で「貯蔵を意味します。冬季に洞窟でゆっくり醸造していたことに由来しています。

ラガービールの特徴は香り、味ともにすっきりとして爽快感が強いとされ、世界中で飲まれるビールもラガーのスタイルが多いということです。

ラガービールの代表としてピルスナーがあります。

 

ピルスナー

チェコのピルゼンで生まれた淡色ビールです。

ドイツのラガー酵母とピルゼンの軟水がよくあっておいしいビールができ、たちまち世界中に広まったということです。

黄金色で、ホップの苦みとシャープな味わいが特徴です。

現在世界で最も飲まれているビールとされています。

 

 

生ビールは熱を加えず酵母の働きを抑えたもの

生ビールのコック

ビールは他のお酒と同様、穀物(麦芽)を発酵させて作ります。発酵後そのままにしておくと発酵が進んで酢になってしまうので、発酵を止める必要があります。

発酵を止める簡単な方法は熱を加えて殺菌し、酵母の活動を止めること。これでとりあえずの品質は保持されます。

ですが、ビール工場で飲む新鮮なビールのうまさは別物です。

そこで1967(昭和42)年に精密なろ過装置を使って、酵母菌を取り除いたものを「純生」として販売し論争を巻き起こしました。

争点は酵母が入っていないビールをビールと呼ぶかどうかという点です。

1979(昭和54)年に公正取引委員会が「生ビール」を「熱処理をしていない」ビールと定義して落着しました。

こんにちでは冷蔵技術も輸送体制も整って、市場のほぼすべてが「生ビール」になっています。

すずまり

ドラフトビールという言葉は本来は「樽からついで出すビール」を指しますが、日本では生ビールと同じ意味で使っています。

かつて生ビールはもっぱら樽出しだったところからの名前です。

酢については以下の記事をご参照ください。

酢の効果は数々あり。大昔から酢を作ってきました

 

 

ホッピーってどんなもの?

居酒屋さんの壁に「ホッピーあります」と書いた紙が貼ってあるのを目にすることがありますが「ホッピー」とはどんなものでしょう。

 

ホッピーは東京生まれの「麦芽発酵飲料」です。

1948年に生まれました。まだ、戦後の混乱期に日本独自の「焼酎と合わせる飲料」で独特のお酒文化を築きました。

ホッピーの製造販売はラムネを作っていたホッピービバレッジの前身「コクカ飲料」です。

原料は麦芽・ブドウ糖・ホップ他となっています。

アルコール度数は約0.8%

焼酎1に対してホッピー5の割合がおいしい黄金比率とか・・・

アルコール度数が25%くらいの甲類の焼酎とホッピー、グラスを冷やしておいて、氷を入れないで飲むのがおいしいそうです。

ビールとほぼ同じ原料ですがアルコール度数が低いので酒類ではなく「清涼飲料水」に分類されます。

ホッピーにはプリン体を含まず、また、低カロリー低糖質なところから近年の健康ブームで人気が再燃中だそうです。

 

 

【まとめ】ビールのスタイルは大きく分けて2種類あります

ラガービールがほとんどだった日本のビール会社でも、近年は上面発酵のエールビールを手がけるところが出ています。

ですが、飲み慣れていないためか評判が今ひとつな商品もあり残念です。

上面発酵で、小麦を使った白ビール「ヴァイツェンビール」が日本でもっと飲まれるといいなと思っています。 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

〈参考〉

  • メディアファクトリー:ゼロから始めるビール入門
  • 学芸出版社:ドイツビールおいしさの原点

 

☆管理栄養士 すずまり が書きました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

管理栄養士のすずまりです。 食べものの文化的な側面など「おとなの食育」の観点から書いています。